離婚調停に関係する人たち

2016-02-12

1 家事審判官

家事審判官とは、裁判官のことです。
家庭裁判所の調停や審判を取り扱うときは、このような言い方をします。
家事審判官は、同じ時間帯にいくつもの調停事件を抱えているため、重要な判断が必要な場面しか出てくることはありません。
なお、家事審判官と家事調停委員で、その事件の解決のために作られるグループを調停委員会といいます。

 

2 家事調停官

家事調停官とは、家事調停だけを行う臨時の裁判官です。
臨時とはいっても、弁護士経験5年以上の方の中から選ばれるため、家事審判官と違いはないといっても良いでしょう。
もっとも、人数が少ないため、家事調停官にあたることは滅多にありません。

 

3 家事調停委員

家事調停委員は、非常勤の裁判所職員で、通常男女のペアで構成されます。
家事調停員になれるのは、原則として40歳~69歳の
・弁護士
・専門知識、経験を有するもの
・社会生活の上で豊富な知識・経験を有する者で人格・識見の高い者
です。

 

専門知識が必要な争点がない場合は、多くの場合はが3つめの要件を満たす一般の方が担当することになるでしょう。
なお、「社会生活の上で豊富な知識・経験」とは何で、「人格・識見の高い者」をどうやって判断しているのかは分かりません。

 

4 裁判所書記官

裁判所書記官は、裁判所で事務的な手続を行う職員の一種です。
事件の受付から、手続の相談、実際の事件の記録の作成や管理など、実際に手続を進める上で重要な役目を果たします。

 

5 家庭裁判所調査官

家庭裁判所調査官は、心理学、社会学、教育学、社会福祉学などの人間関係に関する専門教育を受けた裁判所職員です。
子供の親権や面会交流が問題となっている事件では、ほとんど必ず関与し、当事者間の調整のほか、子供の意向や家庭環境の調査などを行ったりします。
心理学等については裁判官よりも遙かに専門家ですから、子供の親権などを決める際に、裁判官は調査官の意見を重視します。
ですから、調査官とは良好な関係を築きたいものです。

 

6 医務室技官

医務室技官とは、精神科医のことです。
当事者が精神的に不安定な場合などに関与しますが、通常は関与しません。

 

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