女性の離婚相談は女性弁護士?
女性の離婚相談は、女性の弁護士の方が良いのでしょうか?
女性の相談者の方に、
「女性の弁護士さんなら分かってもらえると思って、他の事務所の女性の弁護士さんに相談して依頼したんですが、全然分かってもらえなくて、こちらに相談してみようと思いました」
という風に言われることがあります。
人間は、共通点があると親近感を感じ、「分かってもらえる」と思いがちです。
その効果を利用したセルフブランディングというマーケティング方法まであるくらいです。
ですから、離婚でなやんでいる女性は、女性の弁護士さんの方が良いのではないかと考えてしまうのでしょう。
ですが、実際には、女性であるという共通点がひとつあるからといって、その他の部分まで共感できるわけはありません。
もし、「女性だから分かる」とおっしゃる弁護士の方がいたら、その弁護士の方は、男性である相手方をどういう風に説得するのでしょうか?
裁判官が男性だったらどういう風に説得するのでしょうか?
「女性だったら分かるんです」と主張されても、相手方も裁判官も納得しないでしょう。
たとえ女性の離婚問題であっても、必ず男性との交渉が必要になります。
ですから、「女性だから何となく分かる」は通用しません。
離婚問題を依頼するのであれば、男女に関係なく、実際に会ってみて、あなたに理解を示してくれて、十分な知識もありそうだという弁護士を選ぶことをお勧めします。
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・コラム目次ー男女問題を争点ごとに詳しく解説-
監修弁護士紹介
弁護士 本 田 幸 則(登録番号36255)
・2005年 旧司法試験合格
・2007年 弁護士登録
弁護士になってすぐのころは、所属事務所にて、一般的な民事事件はもちろん、行政訴訟や刑事事件、企業法務まで担当しました。
独立後は、身近な問題を取り扱いたいと思い、離婚や相続などに注力しています。
ご相談においては、長期的な視野から依頼者にとって何がベストなのかを考え、交渉から裁判まであらゆる手段を視野に入れてアドバイスいたします。
弁護士 鈴 木 淳(登録番号47284)
・2006年 早稲田大学法学部卒業
・2006年 法務省入省(国家Ⅰ種法律職)
・2011年 明治大学法科大学院修了
・2011年 新司法試験合格
・2012年 弁護士登録
一般民事事件や中小企業法務を中心として、交渉から裁判まで、様々な分野の案件を担当してきました。
この度、なごみ法律事務所の理念に共感し、市民の方の生活に密着した問題や、経営者の日常的に接する問題を重点的に扱いたいと考え、執務することとなりました。
ご依頼者と同じ目線に立ちながら、最善の解決策を共に考えてゆきたいと思います。