財産分与が決まった後に財産が見つかった場合

2015-08-17

財産分与について、当事者の合意、調停、審判、裁判などで一度決まってしまうと、よほどの事情がない限りやり直すことはできません。
そうしないと、いつまでも財産分与が決まらなくなるからです。

 

もっとも、財産分与が決まる際には分からなかった財産が、新たに発見された場合には、再度財産分与の請求ができます。
新たに発見された財産の財産分与も財産分与には変わりないので、通常の財産分与と同様に離婚から2年以内に財産分与を求める申立をする必要があります。
2年を過ぎてしまった場合には、
・その財産が名義は相手方であるが、実質的には共有財産であるとして、共有物分割請求をする(民法288条1項)
・本来分割されるはずの財産が相手方の物となったことによって、相手方が不当に利得を得たとして、不当利得返還請求をする(民法703条)
・相手方の行為が悪質な場合には、不法行為に基づく損害賠償請求をする(民法709条)
などの方法が考えられます。

 

なお、裁判例はありませんが、相手方の財産を隠す行為が悪質で、その財産の有無によって当初の財産分与方法に大きな影響を与えていたといえるような場合には、相手の詐欺などを主張して当初の財産分与を取り消せる可能性もあります(民法96条1項)。

 

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