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女性の離婚相談は、女性の弁護士の方が良いのでしょうか?
女性の相談者の方に、
「女性の弁護士さんなら分かってもらえると思って、他の事務所の女性の弁護士さんに相談して依頼したんですが、全然分かってもらえなくて、こちらに相談してみようと思いました」
という風に言われることがあります。
人間は、共通点があると親近感を感じ、「分かってもらえる」と思いがちです。
その効果を利用したセルフブランディングというマーケティング方法まであるくらいです。
ですから、離婚でなやんでいる女性は、女性の弁護士さんの方が良いのではないかと考えてしまうのでしょう。
ですが、実際には、女性であるという共通点がひとつあるからといって、その他の部分まで共感できるわけはありません。
もし、「女性だから分かる」とおっしゃる弁護士の方がいたら、その弁護士の方は、男性である相手方をどういう風に説得するのでしょうか?
裁判官が男性だったらどういう風に説得するのでしょうか?
「女性だったら分かるんです」と主張されても、相手方も裁判官も納得しないでしょう。
たとえ女性の離婚問題であっても、必ず男性との交渉が必要になります。
ですから、「女性だから何となく分かる」は通用しません。
離婚問題を依頼するのであれば、男女に関係なく、実際に会ってみて、あなたに理解を示してくれて、十分な知識もありそうだという弁護士を選ぶことをお勧めします。
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