長期間の別居を理由とする離婚

2015-09-18

浮気や暴力など明確な離婚理由があれば、それを主張すればよいのですが、性格の不一致などの理由で別居に至った場合や浮気や暴力が原因だけれども証拠がないような場合は、長期間の別居を理由に離婚を請求することになります。

 

では、どの程度の期間別居をしていれば、離婚が認められるかですが、明確な基準はありません。
同居期間と別居期間との対比、別居に至る経緯などを総合して、婚姻関係が破綻(はたん)しているといえるほど長期の別居かどうか判断されます。

 

裁判例をみると、5年程度の別居期間から離婚を認めているものが多くなっていますが、婚姻期間が短いような場合に3年程度で離婚を認めているものもあります。

 

平成8年の民法改正案では、5年間の合理的理由のない別居が離婚理由となっていましたが、別居にいたる事情は様々であり、画一的に5年とするのは問題があるという理由で改正には至りませんでした。
しかし、民法改正案には多くの法律家が関わっていることから、多くの法律家は5年程度を一応の目安と考えているのではないかと思います。

 

以上は、どちらか一方に離婚原因となるような事情があるわけではないのに別居に至った場合ですので、たとえば浮気して出て行った方が長期間の別居を理由に離婚請求する場合には、5年程度の別居では離婚が認められないケースが多いでしょう。

 

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