夫婦共有財産でないことの証明

2015-03-31

離婚の際の財産分与は、夫婦の協力によって得た財産を、離婚を機に分けましょうという制度です。
ですから、結婚前の財産や相続によって得た財産など、夫婦が協力して得たといえない財産は、夫婦共有財産ではなく、特有財産といって財産分与の対象となりません(民法762条1項)。

 

では、特有財産であることは、その財産が特有財産であると主張する方が、そのことを証明する必要があるのでしょうか?
それとも、その財産が共有財産だと主張する方が、共有財産であることを証明する必要があるのでしょうか?

 

この点、民法762条2項は、特有財産かどうか分からないときは、夫婦共有財産であると推定するとしています。

 

このことから、「特有財産だから財産分与の対象にならない」と主張する方が、特有財産であることを証明する必要があることになります。
もし、証拠などがなく、特有財産であることが証明できなければ、その財産は、夫婦共有財産として財産分与の対象とされます。

 

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