離婚するかどうか悩んだら?

2016-04-22

離婚相談を多く受けていると、「離婚した方がいいですか?」という質問を受けることがあります。
私は、『離婚を後押しして欲しいのかな?』と思いつつも、私が相談者の人生の重大な決断をするわけにはいきません。
ですから、「離婚する場合に、どんな権利が認められるかお答えできますが、離婚するかどうかは、ご自身で決めるしかありません」と答えます。
しかし、現実問題として、離婚するかどうか悩んでいるという方も多いのも事実です。
その際には、以下のようなことを考えてみてはいかがでしょうか?

 

1 すべては、あなたの「決断」しだい!

「離婚したいけれどもできない」という言葉を聞くことがあります。
しかし、違います。
あなたが離婚を決断しないだけです!

 

子供がいるから離婚できない?
相手と離婚しないことが、どのように子供のためになるのでしょうか?
離婚したい理由がDVや暴言、モラハラの場合、相手の言動が、本当に子供のためになるのか考えてみてください。
不仲な両親でもいた方がいいと本気で思っていますか?

お子さんは、「自分のせいで、お母さん(お父さん)は、離婚できずに苦しんでる」と思わないでしょうか?

 

経済的なことを考えたら離婚できない?
今の豊かな生活を手放したくないだけではないですか?
豊かな生活はできなくなるかもしれませんが、ほとんどの方は、行政サービスなどを利用すれば、生活できないということはないはずです。
仮に、今すぐ離婚は無理だとしても、準備をして1年後なら大丈夫では?

 

世間体が気になる?
世間は、あなたの今後の人生は保障してくれません。
なにより、多くの人は、他人の離婚をずっと覚えていて非難したりはしません。

 

本当は、「離婚できない」のではなく、「離婚したくない」のではないですか?

 

あなたが本気で離婚がしたいのならば、離婚はできます(時間がかかる場合がありますが・・・)。
まずは、そのことを理解してください。

 

2 決断できる状態になる

落ち込んでいるときに決断すると間違います。
離婚しようか迷っているときに落ち込むなと言っても無理かもしれません。
しかし、なるべく良い精神状態で決断しましょう。
しっかり寝て、何か食べて、静かなところに行き、深呼吸をして、姿勢を正してください。
そして決断してください。

 

3 離婚について考える

では、本題に入りますが、あなたが離婚したい原因は何でしょうか?
それを紙に書いてください。
そして、次のことに検討してみてください。

 

①相手が善意であると仮定する

 

あなたが離婚しようと思った原因について、相手は善意で行っていたということはありませんか?
相手が善意でした行為でも許せませんか?

 

②離婚しない理由を考える

 

離婚しない理由を考えてみましょう。
離婚する理由と、離婚しない理由は、どちらがあなたにとって重要ですか?

 

③離婚以外の選択肢を考える

 

あなたの離婚原因は、離婚以外の方法で解消できないでしょうか?
たとえば、嫁姑問題が原因なら、別居したり、交流を少なくしたりすることで解消できないでしょうか?

 

④もし友人から相談をうけたらと考える

 

自分のことは冷静に考えられないものです。
ですから、自分の状況を友人に相談することをイメージしましょう。
次に、自分が、その友人の立場になって答えてみましょう。
あなたは、友人に離婚を勧めますか?

 

⑤第三者に意見を聞いてみる

 

いくらイメージしても完全に第三者にはなりきれません。
そうならば、実際に第三者に聞いてみましょう。
ご両親、信頼できる友人、カウンセラー、インターネットのコミュニティサイト、何人かに意見を聞いてみましょう。

 

⑥未来の自分を考える

 

自分自身の1年後、10年後、死ぬ間際のことを考えてみましょう。
幸せな自分が想像できましたか?

そこに、今の結婚相手がいましたか?

 

⑦損切りという発想

 

投資の世界には、損切りという言葉があります。
株を買ったら、その会社の業績が悪化して株価が下がった。
今売ったら損をするから、株を持ち続けていたら、さらに株価が下がって大損害になった。
そんなことを防ぐために、損失が小さいうちに切り捨ててしまおうという発想です。

 

あなたは、これまでの時間を無駄だったと思いたくないという理由で、損失を拡大させていませんか?

 

⑧機会損失という考え方

 

経済学では、Aをしたために、Bをできなかった場合、Bをする機会を逃すという損失があったと考えます。

今の結婚相手と一緒にいることで、何かを失っていませんか?

 

4 後悔することを受け入れる

人間は、後悔するものです。
離婚した後も、離婚しない方が良かったと思うかもしれません。
それで当然です。
後悔するかもしれないけれど、仕方がないと受け入れましょう。
離婚しなかったら、もっと後悔するかもしれないのですから。

 

5 最後に私の好きな言葉を贈ります

「あなたは、何かを成し遂げるために生まれてきたのでもなければ、幸せになるために生まれてきたのでもありません。あなたは、あなたらしく生きるために生まれてきたのです」ピーター・セージ(「自分を超える法」より)

 

一度しかない人生です。
あなたらしく、精一杯生きてください。

 

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