弁護士が就職難
先日、弁護士会が、弁護士の仕事をアピールしているということを書きましたが、本日届いた日弁連新聞によれば、一昨年司法試験に合格し、昨年司法修習(裁判官、検察官、弁護士になるための研修)を終えた者のうち、12月15日の登録日になっても416人が未登録だった旨が記載されていました。
切りよく今年の1月から登録する予定の者を差引いても200人以上が未登録=就職できないとのことのことです。
就職先がないため即独(他の弁護士事務所に就職せず、すぐに独立すること)した人たちも一定数いるでしょうから、就職できなかった人はもっと多いでしょう。
前回のコラムでも書きましたが、弁護士の志望者が少ないのは、多額の費用と時間をかけて弁護士になっても就職できないからだと思います。
このことを本気で考えないと弁護士業界は終わりだと思います。
しかも、弁護士が誰も希望しない仕事になってしまう=仕事にあぶれて人がやること、となりかねないので、相談者である一般の方々も困ると思いますが、どうなることやら・・・
ちなみに、インドでは、弁護士は就職できなかった金持ちの不良息子がなる職業で、低俗な仕事と思われているらしいです。
監修弁護士紹介
弁護士 本 田 幸 則(登録番号36255)
・2005年 旧司法試験合格
・2007年 弁護士登録
弁護士になってすぐのころは、所属事務所にて、一般的な民事事件はもちろん、行政訴訟や刑事事件、企業法務まで担当しました。
独立後は、身近な問題を取り扱いたいと思い、離婚や相続などに注力しています。
ご相談においては、長期的な視野から依頼者にとって何がベストなのかを考え、交渉から裁判まであらゆる手段を視野に入れてアドバイスいたします。
弁護士 鈴 木 淳(登録番号47284)
・2006年 早稲田大学法学部卒業
・2006年 法務省入省(国家Ⅰ種法律職)
・2011年 明治大学法科大学院修了
・2011年 新司法試験合格
・2012年 弁護士登録
一般民事事件や中小企業法務を中心として、交渉から裁判まで、様々な分野の案件を担当してきました。
この度、なごみ法律事務所の理念に共感し、市民の方の生活に密着した問題や、経営者の日常的に接する問題を重点的に扱いたいと考え、執務することとなりました。
ご依頼者と同じ目線に立ちながら、最善の解決策を共に考えてゆきたいと思います。